Mission

自分で考えたものを、世の中に出していきたい

Q:お名前、部署名、どんなお仕事をされているのか教えて下さい。

山先(研究)
研究センター 厚板・棒線材料研究部の山先祥太です。 仕事は、ステンレス厚板の腐食研究をやっています。ステンレスは普通鋼よりも錆びにくいため、厳しい環境で使われています。厚板は、化学プラントなど大きな構造物に使われ、使用環境ごとに「どの種類のステンレスが適しているのか」、「どう使えばより長持ちするのか」を研究し、場合によっては、新しいステンレスの開発をします。

梅野(設備)
製造本部 設備・保全技術部 制御技術室の梅野健です。 今取り組んでいる主な業務としては、「圧延機」と呼ばれるステンレス鋼板をお客様の注文に合わせた板厚まで薄く引き延ばしていく設備、こちらのモーターの寿命が来ていますので、その更新工事の企画から設置までを担当しています。

内門(操業)
八幡製造所 厚板課の内門功輔です。 厚板工場圧延ラインの設備企画と操業技術を担当していました。主な業務としては、ステンレス厚板の最終的な板厚を造り込む仕上圧延機について、板厚精度の向上に向けた設備増強や操業改善に取り組んでいました。


Q:日鉄ステンレスに入ろうと思ったきっかけは?

山先(研究)
大学時代は材料系で鉄鋼材料について学んでいました。そもそも大学の研究室が普通鋼とステンレスを扱う研究室でしたので、素材には興味がありました。加えて色んなご縁もあり、この会社に入社を決めました。

Q:仕事の醍醐味を教えて下さい。

梅野(設備)
設備の一生に携われることですかね。1つの設備がそろそろ壊れそうだという時、新しいものを発案して実際に予算をもらい、機械メーカーと折衝をして、機器を購入し、設計をし、その後に工事を行って、立上げをするまでの一連に関われるところが醍醐味だと云えます。実際に仕事をしていると大変ですが、無事に成功した時はすごく嬉しいですね。

内門(操業)
私は工場に近い立場で仕事をしていて、日頃感じる醍醐味が二つあります。一つ目は、製造プロセスに対し、手を加えることができるということです。技術室スタッフは、設備増強や操業条件の改善を発案し、工場に反映できる立場にあります。自分の仕事がものづくりに活かされる。これは大きな醍醐味です。二つ目は、やはり物を作る現場なので、良い物を作るために、職人気質の工場オペレータさん達と一緒に意見を交わしながら、様々な問題を検討していくのが楽しいですね。

山先(研究)
研究という仕事は、他の職場に比べて自由度があり、独自の考え方で試行錯誤できることが醍醐味です。一般的な規格(JIS規格など)の試験以外に、独自の条件で試験を実施することが多いです。さまざまな検討の結果、自分が予想した結果が正しかった時に喜びを感じます。上手くいかないことも多いですが、その確認を繰り返し、良い結果に繋がっていく過程が面白さかもしれませんね。今年NSSC2120という新しいステンレス鋼種(材料)が発表されましたが、その成分の決定に入社1年目に携わらせてもらったのは思い出深いです。9年目の現在は、世の中に出たNSSC2120が具体的にどのような用途・場所で優れた特徴を発揮できるのかを探索しているところです。

Q:これからの目標はありますか?

梅野(設備)
私たちの大先輩が40年前に設置したモーターの更新を成し遂げました。この更新のタイミングに関われた事を、これからの糧にしていきたいと思います。そしてこの仕事の後には、薄板工場の様々な課題について、自分からどんどん技術スタッフや現場オペレータにヒアリングをして、力を発揮していきたいと思います。

山先(研究)
個人的には、自分が開発したステンレスを、世の中に出したいですね。また、職場では若手が今以上に活躍する必要があるので、勉強会などを通じて、よりイキイキと業務に取り組めるような雰囲気を作っていきたいです。

内門(操業)
ステンレスは、バラエティに富む材料です。これまで、お客様のニーズに合わせ、様々な鋼種が開発されてきました。今後も、山先君たち研究センターのメンバーが、さらに素晴らしい性質を持った新鋼種をどんどん開発していくでしょう。そこで、私は、どんな新鋼種でも高品質に造り込みができるよう、工場設備の体質強化をしっかりと行い、お客様のニーズに応えていけるような会社にしていきたいですね。


Q:日鉄ステンレスはどんな会社ですか?

内門(操業)
昨年の4月から新しい会社となり、リフレッシュしました。例えて言うと、ステンレスのようにピカピカでスマートな感じ、でしょうか。先輩方には、新日鐵住金ステンレスと日新製鋼出身の方がおり、それぞれの社風がうまく混ざり合った新しい社風を感じます。また、比較的若い社員が多いという印象もありますね。

梅野(設備)
皆が同じ方向を向いている共同体だと思います。どの部署も「良いステンレスを作って、世の中に出していきたい」という思いがあります。皆が一丸となって、立上げを行います。なので一つの問題があったときに、皆で解決に向かいます。たとえ違う部署の問題でも、それぞれが出来る範囲で考え、実行する、そんな会社でしょうか。

山先(研究)
一人一人が大事(必要不可欠)な会社だと思います。日鉄ステンレスは、親会社の日本製鉄(株)に比べて、コンパクトなので、一人一人の役割は大きくやりがいがあります。例えば、実験室で試験を行う以外にも、海外にあるプラントの中で約一年間、実際に腐食試験をした経験があります。仕事をこなすために、日本製鉄(株)の研究所で一年間の長期研修や、外部の講習会に参加するなどのスキルアップの機会もあります。

Q:どんな方に入ってきていただきたいですか?

山先(研究)
自分の考えをちゃんと持ち、発言する人が良いと思います。業務では、基本的に人とかかわる機会が多く、考え方を相互理解することが重要です。特に研究分野では、考え方について議論することで、新しい視点に気付くことが重要です。それともう一つ、自分と雰囲気の合う会社を選ぶことが大切で、実際に工場見学などに参加していただいて、日鉄ステンレスの人間と直接触れ合っていただきたいですね。

梅野(設備)
打たれ強い人が良いですね。一人一人の仕事量は多いので、それをプレッシャーに感じすぎてしまうと辛いと思います。辛い時ははっきり辛いと言える人のほうが良いと思います。学生さんと会社の希望が必ずしもマッチするとは限りません。WEBページなどで知った気にならず、実際に現地に足を運んで社員の話を聞いて、そこで自分がしっかりと頑張れるのかどうかを見極めてほしいですね。

内門(操業)
私は素直で元気で何事も楽しめる方に来てほしいですね。日鉄ステンレスで作っているものはスプーンから有名な建造物など、世の中で幅広く使用されています。それだけでもやりがいを感じます。ですので、日鉄ステンレスに入社して後悔はさせません!まずは工場見学に来てください!お待ちしております!

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