2023.12.04
日鉄ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:井上昭彦、以下「当社」)の高耐食性フェライト系ステンレス鋼板NSSC® 220M(22Cr-1.6Mo-LC,N)が、豊田スタジアムの屋根改修工事で採用されました。
豊田スタジアム(所在地:愛知県豊田市)は、豊田市豊田中央公園内にある球技専用スタジアムで、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のJ1クラブに所属する名古屋グランパスエイトの本拠地として、ホームゲームが開催されています。2021年7月に開場20周年を迎え、スタジアムの長寿命化とトータルコスト縮小を目的に大規模改修工事の一環として、従来の開閉式屋根の開閉部分(塩化ビニール製)がステンレス製の固定式屋根に改修されました。
今回採用されたNSSC® 220Mは、汎用オーステナイト系高耐食ステンレス鋼であるSUS316を超える耐食性を持ちながら、レアメタルであるニッケルを含まない省資源ステンレス鋼であり、価格安定性にも優れています。加えて、フェライト系ステンレス鋼の線膨張係数は一般的なオーステナイト系ステンレス鋼の約6割に抑えられ、温度変化に伴う変形やひずみも抑制され、屋根の長寿命化を可能としています。
当社は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)に合致した、優れた商品の提供を通じて社会の発展に貢献して参ります。
発注者 | 愛知県豊田市 |
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設計管理者 | 豊田市都市整備部建築整備課 |
施工者 | 清水・トヨタT&S建設共同企業体 |
屋根施工者 | 三晃金属工業株式会社 |
鋼材使用量 | NSSC® 220M 約36㌧(4,718.3㎡) |
以上
商品開発部 03-6841-5290