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2022.11.30

当社独自二相鋼採用の「史跡鳥取城擬宝珠橋復元工事」が日建連表彰2022土木賞を受賞

日鉄ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 昭彦)の独自二相ステンレス鋼を使用した「史跡鳥取城擬宝珠橋復元工事」が、一般社団法人 日本建設業連合会(以下、「日建連」)が主催する「日建連表彰2022土木賞」の特別賞を受賞し、11月25日に東京都港区虎ノ門のホテルにて表彰式が開催されました。

日建連表彰の土木賞は、社会基盤として国民生活と経済活動を支える土木分野の優れたプロジェクト・構造物を表彰するものであり、2022年度で3回目となります。本年度は、41件の応募の中から12件のプロジェクト・構造物が土木賞に選定されましたが、その中で当社は「史跡鳥取城擬宝珠橋復元工事」の関係者として受賞する運びとなりました。本表彰を鋼材メーカーが受賞するのは、当社が初となります。

鳥取城擬宝珠橋は、当社の独自二相ステンレス鋼(SUS 821L1、21%Cr-2%Ni-N)製水中梁の上に木橋を乗せた特徴ある新工法が採用されており、既に令和元年度の土木学会田中賞、第18回ステンレス協会賞優秀賞などを受賞したほか、世界ステンレス協会(worldstainless/旧ISSF)の発行物を通じて海外にも広く紹介されています。

当社は今後とも、広範な商品ラインナップとこれまで培ってきたソリューション技術により、文化財の保護ならびに質の高い日本のインフラ整備に貢献して参ります。

【受賞した鳥取城擬宝珠橋の概要および受賞者(敬称略)】

発注者 鳥取市
所在地 鳥取県鳥取市東町2丁目地内
設計者 ㈱文化財保存計画協会、大日本コンサルタント㈱
施工者 戸田建設㈱
関係者 ㈱楢崎製作所、日鉄ステンレス㈱、㈱大昌エンジニアリング、㈱モクラボ、平山工務店、
NPO法人小田原鋳物研究所、㈲渡辺梵鐘、㈱いちい、㈲川本造園
着工日 2016年 7月 2日
竣工日 2019年 5月 7日
鋼材使用量 SUS821L1厚板、棒鋼合計で約50㌧

写真1. 日建連表彰2022 表彰式の様子

写真2. 鳥取城擬宝珠橋の外観

【一般社団法人日本建設業連合会 第3回土木賞 史跡鳥取城跡擬宝珠橋復元工事紹介ウェブページ】
https://www.nikkenren.com/doboku/prize/award/article/dwPHQlAyPFwddnQyacZRVBS

【当社ニュースリリース 2018年11月8日鳥取城跡擬宝珠橋の復元工事に二相ステンレスが採用】
https://stainless.nipponsteel.com/assets/pdf/news/2018/20181108.pdf

(お問い合わせ先)

厚板営業部 03-6841-5086

以上