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2022.10.06

当社独自二相ステンレス鋼SUS329J1(NSSC® 2351)を東京ミッドタウン八重洲に納入

日鉄ステンレス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 昭彦)は、本年9月17日に先行オープンした東京ミッドタウン八重洲向けに、建材用途としては初めて独自開発二相ステンレス鋼であるSUS329J1(NSSC 2351/23Cr-5Ni-1Mo-N)の厚板を納入いたしました。

東京ミッドタウン八重洲は八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業として、株式会社日本設計殿が基本設計・実施設計・監理を行い、株式会社竹中工務店殿が実施設計・施工した、地上45階、地下4階建ての延床面積280,000㎡を超えるミクストユース型(複合用途型)大規模再開発プロジェクトです。

当該施設の1階部分窓には「日よけ」(オーニング)が設置されており、そのアーム部分に耐食性と強度に優れたSUS329J1(NSSC 2351)が採用されています。今回の採用は、海塩粒子の飛来等が懸念される同地において、高い耐食性を有するSUS329J1を採用することで、メンテナンス負荷が軽減出来ることに加え、バイブレーション研磨仕上げにより金属のもつ独特の意匠性を表現出来る点が評価されました。

また、併せて当社の高耐食性フェライト系ステンレス鋼SUS445J1(NSSC 445M2/ 22Cr-1Mo-Ti,Nb)の薄板が、低層階の建具やオーニングの化粧管の素材として約18トン使用されており、SUS329J1と共に日本の玄関口である東京駅前に誕生した新たなランドマークで、ステンレス鋼の魅力を伝えています。

当社は、独自二相ステンレス鋼シリーズをはじめとする広範な商品ラインナップにより、幅広いお客様のニーズに的確にお応えすると共に、ソリューション営業を通じた用途拡大に取り組んでまいります。

【東京ミッドタウン八重洲 物件概要】

施主 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合殿
設計・監理 株式会社日本設計殿
設計・施工 株式会社竹中工務店殿
加工・施工 三和タジマ株式会社殿

【オーニング部分】
使用ステンレス素材:アーム材/SUS329J1(NSSC 2351)25㎜厚、バイブレーション研磨仕上げ、約5㌧
化粧管/SUS445J1(NSSC 445M2)2㎜厚、38mmφ、#400研磨仕上げ、約0.5㌧

【外装用ステンレス鋼材】
使用ステンレス素材:建具/ SUS445J1(NSSC 445M2)1.5mm厚、バイブレーション研磨仕上げ、約18㌧

【写真】

(お問い合わせ先)

厚板営業部 03-6841-5086

以上